エックスサーバーとwpXの比較
エックスサーバーとwpXは、同じ株式会社エックスサーバーが運営するレンタルサーバーです。
今回は、エックスサーバーとwpXの
・スペックの違い
・管理画面の使い勝手
・サーバー速度の差
を検証してみました。
スペックの違い
wpXとエックスサーバーの基本的なサーバースペックの違いを表にしてみました。
エックスサーバー | wpXレンタルサーバー | |
管理画面 | ◎ | ◎ |
ドメイン数 | 無制限 | 10個まで |
速度 | 速い | めちゃ速い |
WordPress以外 | ○ | × |
ドメイン数を無制限に入れられて速度も安定感もある というのがエックスサーバー。
Wordpress10個しか入れられなくて速度がエックスサーバーよりも速い というのがwpXレンタルサーバー。
サーバー管理画面の違い
エックスサーバーの管理画面はシンプル
他のレンタルサーバーを借りて多いのが分かりづらいサーバー管理画面。これに出くわすとサーバースペックがよくても借りなければよかったと後悔してしまいますがエックスサーバーの管理画面はシンプルで初心者でも分かりやすいです。
ganchan.infoのエックスサーバー管理画面(クリックしたら拡大します)
wpXの管理画面はさらにシンプル
WordPress専用のwpXレンタルサーバーは設定する項目がほとんどないのでメニューはかなり少ないです。わかりやすいエックスサーバーよりもさらに分かりやすい印象。
wpXにインストールしたpoola.infoの管理画面(クリックしたら拡大します)
サーバー応答速度
wpXがエックスサーバーよりも優れているサーバー速度。果たしてその実力はどれほどのものなのか。
今回計測するのは
・サーバー応答速度
・サイト表示速度
の2つです。
サーバー応答速度とは
サーバー応答速度とサイト表示速度を混合してしまうといけないので簡単に説明しておきます。
サーバー応答速度とは
このサーバー応答速度は、サーバースペック(WEBサーバー本体とネットワーク)に依存するもので
サイト表示速度 ※ = サーバー応答速度 + サイトデータ表示速度
となります。
仮にサイトをめちゃくちゃ高速化してサイトのデータ表示にかかる時間が1秒になったとしてもサーバーの応答時間が1秒かかったとすれば サイト表示にかかる時間は2秒になります。
Googleの推奨スピード
Googleのデベロッパーツール PageSpeed Insights では、サーバー応答速度の推奨値が 200ms(ミリ秒) となっています。つまり200ms / 1000ms = 0.2秒 以内にサーバーが応答するのが好ましい ということです。
5分の1秒 って結構速いですね。
計測にアフィリエイトサイトを使います
わたくし がんちゃんがwpXで運営しているアフィリエイトサイトをエックスサーバーにミラーサイトを設置してみました。※一部画像元が別サイト名になっていますがお友達からのいただきものです。
この2サイトを使ってサーバー応答速度とサイト表示速度を計測します。
計測結果はwpXが圧倒的な勝利
サーバー応答速度を1分に1回の間隔で48時間計測しました。(計測回数合計2880回)
下画像は、1日目の結果。
応答速度 | エックスサーバー | wpXレンタルサーバー |
平均値 | 313 ミリ秒 | 90 ミリ秒 |
最低値 | 2890 ミリ秒 | 2404 ミリ秒 |
wpXのサーバー応答速度 90ミリ秒=0.09秒
エックスサーバーのサーバー応答速度 313ミリ秒=0.313秒
wpXの圧倒的勝利になりました。
エックスサーバーは、googleが推奨するサーバー応答速度0.2秒を越えてしまいました。
1日の遅延回数(1秒以上)
1日あたりで1秒以上サーバー応答がかかった回数も調べました。
エックスサーバー | wpX |
20回 | 12回 |
1日の遅延回数、グラフの乱れを見てもwpXの安定度が際立ちます。
考察
サーバー応答速度を平均すると、0.2秒以上の差がありました。
サイト表示にかかる時間が3秒かかるとユーザーの50%は諦めてしまう というデータもあるくらいですから0.2秒が小さい数値とは思えません。
毎月ユーザーが1,000人訪れるサイト で 0.2秒の違いがあれば一体どれくらいの機会損失になるのでしょうか。
wpXとエックスサーバーを比較してみた結果、wpXに全サイトを移動したくなってしまいました。

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