内部SEOは文字によるSEOだけではありません。
今回は、画像検索結果の上位を狙う画像SEOに注目していきます。
画像検索画面のユーザー体験最適化
画像検索画面でユーザーが どの画像をクリックするか は重要です。googleは検索順位を決定する要素としてユーザーデータを検索順位に反映しているはずです。
アイキャッチ画像の最適化
目的に合った画像にする
を作って画像検索で他の画像よりも多くクリックしてもらいましょう。
ユーザー目的に合った画像とは
・記事内容に合った正しいイラスト・写真
・記事内容を伝える画像
画像上に記事タイトルを載せるという手段は一番ポピュラーで効果が高い手法です。
▼おすすめ画像加工ウェブツール
画像の差別化
画像検索をしていてパッと目につく画像にしましょう。
・画像に文字が入っている
・ストーリーを感じさせる
・画像が他より目立つ(吹き出し、色が派手など)
差別化のコツ

目的のクエリで画像検索してみて他と違う画像を作りましょう。これだけでCTRが上がります。
差別化するのにおすすめなフリー素材サイト
→ ぱくたそ
→ ガーリードロップ
→ フキダシデザイン
コンテンツの最適化
画像ファイル情報
コンテンツ内の画像最適化について紹介します。
グーグルが画像検索に表示するために記事ページや画像から多くの情報を引き出しています。
→ Googleウェブマスター向け公式ブログ 画像検索についてのA-Z
ファイル名
グーグルはファイル名からも内容を判断しています。商品画像ならgoods レビュー画像ならreview といった具合にアップするのが好ましいですね。
日本語も認識しますがWPの場合必ず日本語の不具合を減らすプラグインWP Multibyte PatchをONにしておきましょう。ファイルバックアップがうまく出来ないという不具合や他にもなにか不具合が出るかもしれませんので。
キャプション
画像の下にグレーボックスで表示されるテキスト。グーグルは画像周りのテキストも重点的に見ていますのでキャプションを付けることは画像SEOに有効でしょう。
タイトル
記事のタイトルではなくimgタグ内のタイトルです。これは補助的な説明を入れましょうとあります。SEOの観点からあまり重要視は今のところされていません。
ALT(オルト)
画像が何らかの理由で表示出来なかったときに代わりに表示されるテキスト。SEO観点では、グーグルが何の画像かを判断するのに使っています。またリンク画像の場合はアンカーテキストの役割もしています。
画像SEOには非常に重要な要素です。
ALTの正しい付け方はサーチコンソール公式ヘルプに詳しく書いてあります。
オリジナルかどうか
googleはオリジナル画像のほうを順位を上げると公言しています。たまにオリジナル画像が上がらない場合はページのテキストの不足があるとも言っています。
画像検索に影響するコンテンツ情報
グーグルは画像だけではなく
・ページタイトル、本文
・画像周辺のコンテンツ
・該当ページへのアンカーテキスト( = 被リンクのテキスト)
・コンピュータービジョンを用いて画像診断
(グーグルがどれだけ画像を認識出来るか興味がある方は「グーグルレンズ」でググってみてください)
上記のページ内容も画像検索に利用しています。
画像サイトマップ
サイトマップに画像情報を加えることでインデックスが難しい画像などもインデックスしやすくなります。またインデックスしてほしい画像を指定することも可能です。
ただ画像サイトマップにインデックスしてほしい画像を記事ごとに指定する というのが難しい。画像サイトマップを自作すれば可能ですがプラグインで自動生成しているから実質不可能かも・・・。
僕の場合はXML サイトマップは、Yoast SEOを使って送っています。Google XML Sitemaps は画像サイトマップが含まれていないので使っていません。
画像SEO実施
さて、今からが画像SEOの本番です。
新しいサーチコンソールで画像検索のデータが見えるようになりましたので確認しながら画像SEOをしていきます。
新しいサーチコンソールを開く
新しいサーチコンソールの検索パフォーマンス画面 に移動しました。
以下のような画面が表示されています。
画像検索の比較
次に画像検索のデータを表示します。分かりやすいように比較画面を出します。
下画像の検索タイプ:ウェブ を押します。
すると下画像の選択画面が出てくるので 比較 を選択し 適用ボタンを押します。
ウェブ画像と画像検索の比率
下画像のデータから見ると画像検索は流入全体の7.7% ありました。他のサイトもおおよそこのくらいの値でした。
改善すべきクエリを見つける
画面上の設定を下画像のように 検索タイプ:画像 表示項目すべて(合計クリック数・合計表示回数・平均CTR・平均掲載順位)をON(クリックすると色がついてONになります)にします。
下画像のような画面がリストで表示されます。
クエリを選択 クリック数で降順 にします。
あとは上から順番に改善していきます。
上2つは、表示回数が多いので需要のあるクエリだということがわかります。掲載順位を見ると55位。
画像検索では低い順位でもクリックされるというのはウェブ検索と異なる点です。
画像掲載順位を上げる方法
55位から検索順位を上げることができればもっとクリック数が増えますね。はじめに書いたことをやっていきましょう。
・ユーザー目的に画像を合わせる
・他画像との差別化
・画像に文字(アイキャッチ)を入れる
・文字を見やすく色・サイズを最適化する
・画像ファイル名を変える
・画像キャプションを付ける(可能なら)
・ALTをクエリに合わせる
・画像周辺のテキストを改善する
・クエリを意識した被リンクを入れる
上記を全部をする必要はありません。CTRが高くなれば自然とユーザー体験向上により検索順位は上がるはずです。
ここで誰にも言えない秘密を教えます(言っとるやないかい!
・画像を右クリックして画像アドレスをコピー
・サーチコンソールで画像アドレスをフェッチ
これで1分くらいで画像検索結果に反映されます。(2018.05.30 現在、反映が遅くなっています)
ただページ自体の改善を行った場合、該当ページ自体をフェッチしたほうがいいです。
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