wpX+WordPress でサイト表示速度を2秒以内にする超簡単な方法をご紹介します。
WordPressテーマ Cocoonを使用している場合は、この設定は不要です。
wpXは、キャッシュ設定をサーバー側で自動で行っているためきちんとキャッシュ設定をしないと本来の速度が出ずにむしろエックスサーバーよりも遅くなります。
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サイト表示速度改善結果
ビール口コミサイト みんびあ(minbeer)で実験してみました。
改善した結果は下画像のとおり。これくらいの速度が出るとwpXを借りた甲斐があるというものです。
1.wpXの設定
wpXレンタルサーバーの管理画面で以下のとおり設定します。
キャッシュ設定
ON(デフォルト設定のままでOK)
mod_pagespeed設定
OFF
.htaccessの編集
以下をhtaccessに追加します。
# ETags(Configure entity tags) を無視する設定 <ifModule mod_headers.c> Header unset ETag </ifModule> FileETag None # Enable Keep-Alive を設定 <IfModule mod_headers.c> Header set Connection keep-alive </IfModule> <ifModule mod_deflate.c> SetOutputFilter DEFLATE BrowserMatch ^Mozilla/4 gzip-only-text/html BrowserMatch ^Mozilla/4\.0[678] no-gzip BrowserMatch \bMSI[E] !no-gzip !gzip-only-text/html SetEnvIfNoCase Request_URI \.(?:gif|jpe?g|png|ico)$ no-gzip dont-vary SetEnvIfNoCase Request_URI _\.utxt$ no-gzip </ifModule> #ブラウザキャッシュの設定 <ifModule mod_expires.c> ExpiresActive On ExpiresByType text/css "access plus 1 days" ExpiresByType image/gif "access plus 10 days" ExpiresByType image/jpg "access plus 10 days" ExpiresByType image/jpeg "access plus 10 days" ExpiresByType image/png "access plus 10 days" ExpiresByType text/js "access plus 1 month" ExpiresByType text/javascript "access plus 1 weeks" ExpiresByType application/x-javascript "access plus 1 weeks" ExpiresByType application/javascript "access plus 1 weeks" </ifModule>
2.WordPressの設定
WordPressで作ったサイトの管理画面で以下のとおり設定します。
インストールする高速化プラグイン
Autoptimize
Autoptimize設定
チェックを入れる箇所
JavaScript コードの最適化
CSS コードを最適化
絵文字を削除
Google Fontsの削除
Redirection設定
高速化プラグインではありませんがアフィリエイトタグをRedirectionで管理しているときにログがものすごい量溜まってしまいWordPressが重くなる現象がありました。
Optionsでログ設定を1日に変更します。IPも取得する必要がないのでログから外します。
SNSボタン設定
SNSボタンが必要なとき以外はSNSボタンは外しています。
アドセンサーブログ以外はSNSボタンを外して速度上がるほうが有益です。バズる記事を狙っているのなら外せませんがアフィリエイトサイトなら外します。
ちなみにSNSボタンを設置してSNS Count Cacheを入れても外部ファイル読み込みは行われてしまいサイト表示速度の改善はほぼありませんでした。
3.Cloud Flareの設定
無料CDNサービス Cloud Flareを使っている方のみ対象です。
ちなみにCDNを使ったほうがいいのはこんな人
・PV数が増えてきてサーバー負荷が100%超えてきた
・データ転送量が多い画像を多く使うサイト
・アクセスが夜間に集中してその時間帯だけサイト表示が遅くなる
Cloud flareの登録方法はSimplicityの作者 わいひらさんのブログが分かりやすいです。
Cloud Flareキャッシュ設定
Speed設定 ー Auto Minify
Autoptimizeで設定しているので全部外す
Speed設定 ー Rocket Loader
ON
Cashing設定 ー Browser Cache Expiration
ブラウザキャッシュ期間を1週間以上に設定します。Google Speed測定でも1週間以上の設定を催促されますのでそれ以上の期間設定が望ましいのでしょう。
GT Metrix結果画面で健康診断
GT Metrixの結果には以下のパターンがあります。パターンごとにサイト表示が遅い原因を推測します。
サイト表示速度だけが早くならないという場合
上画像のようにスコアが高く、ページサイズもリクエスト数も少ないのに遅いパターン
→ SNSボタンを設置しているなどサイト外部のリクエストをしている場合が多い。
SNSボタン設置をやめたところ↓
2秒弱ほど表示速度が向上しました。これならSNSボタン設置するよりサイト表示速度向上によるCV率アップの恩恵が高いです。
SNSボタンでは、Facebook、Hatena、Pocketと外部のJavascriptファイルを読み込みに行くので待機時間が非常に長いのです。
ページサイズが2MBを超えている場合
・Googleフォントが読み込まれている
場合が多い。
Googleフォントは1ファイルあたり1〜2MBほどあります。とても巨大なファイルです。サイトを遅くしてまで見た目が必要ですか?
Autoptimizeの追加タブでGoogleフォントを読み込みしない設定にしましょう。ついでに同じAutoptimize設定画面で絵文字も削除します。
計測の注意点
GT Metrixで計測する場合、キャッシュをクリアして2回計測しましょう。
キャッシュクリアする箇所
Autoptimizeキャッシュクリア(WordPress管理画面上のAutoptimizeメニューから)
Cloud Flareを使用している場合は上記に加えてCloud Flareにログインしてキャッシュタブで以下のボタンを押す
ともにキャッシュクリアまで30秒ほど待ちます。
表示速度改善のための設定をすべて設定したGT metrix測定結果がこちら。wpXの場合、1〜2秒に収まります。
まとめ
高速サーバーであるwpXやエックスサーバーを使っていても設定をきちんとしないと、本領発揮出来ないのだなぁとつくづく感じました。
アフィリエイトサイトは、興味本位でサイトを訪れる人よりも悩みがあって解決しようとしている人たちですから「のんびり」ではないはず。ちょっとでもサイト表示が遅くなっただけで次の検索結果に行ってしまうでしょう。
そうなるとGoogleのサイト評価も落ちていきます。
少しでもライバルがやらないことで上位に食い込んでいく。そういうことを積み重ねてやっていこうと思います。
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